東京ビューティーアート専門学校
藤原さん
■プロフィール
私を駆りたてたのは人を育てる楽しさ
私が人材の育成に惹かれるようになったのは、店長となり後輩を育てる立場になってすぐでした。エステティシャンの仕事が好きでやりがいを感じていましたが、後輩が成長したりお客様に褒めていただいたりしたときに喜びを感じるように。同時に、せっかく学校で何年も勉強してエステティシャンになったのに、すぐにやめてしまうのが残念に思うことがありました。就職後のギャップをなくすためにも、一つの会社に留まらずに人を育てることでエステティック業界全体が向上すればいいなと思うようになっていったのです。
三幸学園に応募したものの、教員の経験もなくPRできるのも現場経験だけで、自分に務まるのかという不安な気持ちがありました。しかし面接の担当が当時の「東京ビューティーアート専門学校」の責任者で、現在は三幸学園の理事なのですが、とても言葉に力がある方でした。教育について熱く語っていただき、ここで働きたいという気持ちがふくらんだのです。
生徒に愛情を注いだ教員から学ぶ魅力を伝える広報担当へ
そんな気持ちで始まった私の教員生活。初年度に担任した生徒のことは忘れられません。これまでのお客様対エステティシャンという距離感ではなく、生徒と教員の自分という密な関係に変わり、不慣れなことばかりでした。担任として力量が足りなかったとは思うのですが、生徒たちに熱い思いでぶつかれた自信はありました。それが目に見えたのは卒業式の時。クラスは替わってしまったのに、初年度のクラスの生徒たちが最後に集まってくれたのです。そのときは嬉しかったですね。当時の生徒とは今も連絡を取っています。
昨年育産休があけて担任として復帰し、今年度からは広報を担当することになりました。SNSやHPの更新、オープンキャンパスの運営など生徒募集に関する業務を統括しています。私たちの商品はいわば教育。入学を検討している高校生などに、当校で学べることや先生方の魅力を発信していくのが私の仕事です。そんな広報の仕事を通じて改めて当校の良さや先生方のすごいところが見えてきました。それをPRするために、もっと色々考えて伝えていきたい。何をどう発信するか、広報のやりがいであり難しさでもありますね。
円滑に仕事を進めるため想像力を磨く
教員から教務主任、広報担当と立場は変わってきましたが、仕事をする上でいつも大切にしているのは想像力です。生徒に対しても一緒に働くメンバーに対しても、「これを伝えたら相手はどう感じるか」「どんな反応かえってくるだろうか」と考えるように心がけています。仕事の成果に関しても同じ。任されていることの意味や、求められていることにどう応えるかを想像するようにしています。
三幸学園にお互いを認め合う風土があるのは、人の気持ちを考えて仕事をしている人が多いからではないでしょうか。ともすれば家族より長い時間を一緒に過ごす職場には、思いやりが欠かせません。子どもが生まれて時短勤務をしていますが、周囲には働き方を理解してもらっているのでありがたいですね。個人的にはフルタイムで働きたいので、時短勤務は迷いながらの選択でした。育産休はもちろん在宅ワークも増えてきている世の中で、様々な働き方を尊重する環境を整えていけたらと思います。
誰もが意欲を持って働ける環境にしたい
広報担当であり主任でもあるので、マネージメントは大切な仕事の一つ。スタッフが公私ともに充実して、時にはしんどいことがあっても楽しく働ける職場をつくりたい。続けたいと思える仕事を一緒にやっていきたいですね。
また三幸学園には多分野の姉妹校があり、AI&ITの専門学校も最近設立しました。だから自分が得意とする分野以外のことも知るチャンスがたくさんあります。こんなにバリエーションがある専門学校は他にないのではと思うので、三幸学園ならではの魅力やブランド力を、広報という仕事を通じて知らせていきたいです。