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園田さん

東京ビューティー&ブライダル専門学校

園田さん

■プロフィール

2007年「福岡ビューティーアート専門学校」を卒業後、トータルビューティーサロンに就職。その後ANNA SUIの福岡店で美容部員として約2年勤務し、美容室に転職。元担任に誘われて、2013年に三幸学園の「福岡ビューティーアート専門学校」へ入職。結婚後、2019年に「東京ビューティー&ブライダル専門学校」に異動。トータルビューティー科の担任であり、メイクチーフとしてメイクの授業全般を手掛けている。

コンプレックスはきっと変えられる

教員の仕事に興味はあったのですが、メイクの仕事を10~20年くらい積んでからやれたらいいなと思っていました。先生っていうと厳しいイメージで、転職した当初は不安の方が大きかったです。私は「福岡ビューティーアート専門学校」の卒業生で、その時教えてくれた先生方に教える側がどんな思いを持って授業をしているのかを聞いたりしていると、だんだん不安がなくなっていきました。むしろもっと学校が好きになりました。

性格的に人と話すのが得意ではなく、緊張しやすいので教員になるのは非常に勇気がいりました。でも働いてみるとコンプレックスは克服できると感じました。話し方を変えたり、他の先生の授業を見学したり。そんな努力を続けられているのは苦手なことがあるからこそだと思います。

変化が速いメイク業界で活躍する力を

メイク業界の流行は常に変わり続けています。新しい化粧品について説明したり、使って見せたりするので、最新コスメなどの情報収集は欠かせません。ネットや雑誌で情報を集めるほか、できるだけ卒業生のいるコスメカウンターに行って話をして購入するようにしています。当校にはいろんな学科があり、メイクの仕事を目指す生徒ばかりではありませんが、どの学科でもメイクは関わってくるもの。学科によって興味が持てるような話を取り入れて、メイクへの関心を高めています。
美容部員を目指す生徒たちに関しては、このコロナ禍の影響で接客ができない状況になっていることを念頭に、カウンセリングの能力の養成に力を入れています。カウンセリングするためにはプレゼン力が重要なので、おすすめのコスメをプレゼンする授業を取り入れたりしました。言葉だけで魅力を伝えることは難しいのですが、これから重要になるテクニックなのでしっかり身につけてほしいですね。

卒業生の頑張る姿が教員を続ける活力

生徒と接する上で会話はとても大事ですね。見かけたら声を掛けて、髪型の変化などもきっかけにして話すようにしています。生徒とは垣根なくお互いプライベートの話をすることもあります。私も卒業生で学校生活の大変さを知っているので、なるべく生徒の気持ちに寄り添いたい。生徒には「今しんどくてもいつか絶対改善される」と伝え、頑張ったら成長できるというイメージをさせるように導いています。
教員1年目の時は2年生を担任しましたが、すぐ就職に直面して責任の大きさを感じていました。その分とても印象深く、最初に送り出した生徒が今も現場で頑張っている姿を見ると励まされますし、卒業生に会いに行くことが私の原動力ですね。私も転職を経験しているので、転職したい時に相談してくれることもあります。学生だった2年間だけでなく、その後の人生も含めて寄り添える先生でありたいです。

限られた時間の中で生徒と精一杯向き合う

「東京ビューティー&ブライダル専門学校」に来てもうすぐ2年。昔はがむしゃらに働いていましたが、今は子育て中の時短勤務で時間の使い方を工夫するようになりました。限られた時間の中でどれだけ生徒と関われるかが今の課題。私の所属しているトータルビューティー科はチームで協力して仕事をしていて、臨機応変にフォローしていただいています。生徒にもどの先生に相談しても大丈夫という意識を育てているところ。担任として今もっとも頑張っているのが信頼関係を築くことです。
新しい働き方をして慣れて、少しずつ先が見えてきたところ。私も教員として年数を重ねたからこそ、三幸学園の教育理念「技能と心の調和」に実感を持って共感できるようになりました。今後また異動したとき、他の学校でも活躍できるスキルを身につけていきたいですね。

昨年はコスメコンシュルジュの検定を受けましたし、自分自身の勉強も今後も続けていきたい。異動先の学校によってはメイクに関わらないことがあるかもしれませんが、その場合はまた違う分野にチャレンジできると思っています。

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