東京みらいAI&IT専門学校
川口さん
■プロフィール
学んできたITの知識を活かせる教育現場へ
高校から情報系の勉強をしていたので、就職活動の時は教員かIT企業かで悩みました。最終的に教員を選んだのは、両親が学校の先生で身近な職業だった影響もあると思います。物心ついたときから教員は将来の選択肢にありました。私は人に恵まれたタイプで良い先生に出会うことができたので、その恩返しを働いてしたいという気持ちもあったんです。それに、三幸学園の選考の中で会った社員の皆さんはとても素敵な人ばかりでした。就職の相談にも親身に乗ってくださって、信頼できる会社だと感じました。
就職活動中は「社会に出るからには成長したい」と思っていて、1年目から仕事を任せてもらえる会社を探していました。実際この4月に「東京みらいAI&IT専門学校」に配属されてからは、担任を持っているので教務の仕事や授業はもちろん、就職関連のサポートや学校の広報にも関わらせてもらっています。
生徒への接し方は手探り状態
入社して数カ月。コロナ対応をしていることもあって、生徒たちとのコミュニケーションの大切さを痛感しています。本来オンライン授業は週2日ですが、現在は週4日になっています。週に1回ホームルームがあって生徒たちと会うのですが、その時だけでクラスの雰囲気を掴むのはなかなか難しいですね。でもだんだん気軽に話しかけてきてくれる子も出てきました。大勢の前では話しかけられなくても1対1だとよく話してくれるし、一度こちらからアクションすれば次から声を掛けてくれるようになる場合もある。週1回の対面のタイミングで、いかに生徒たちとコミュニケーションを取るかが勝負です。
そんな中で意識しているのは、偏らないということ。私のクラスは32名で、その中で比較的話しかけてくれる子とそうでない子に2分化してしまいがちです。また授業では、他の講師のサポートや授業後の質問会などを担当しているのが、学びを習得するまでの個人差がとても大きいことを知りました。今できないからといって諦めずに伝えていくこと。平等に接することが大事だと感じています。
人間性を育む指導ができる教員に憧れて
教育業界は忙しいと言われていますし実際にそうでしたが、毎日が充実しています。三幸学園は様々な学校があり、入社してから配属が決まるのですが、私はこれまで学んだことを活かせるように本校に配属されたのかと思います。職場もアットホームで、世間話もできるような関係です。とにかく温かい人が集まっていて、生徒のためにできることはすべて対応する。三幸学園のモットーの「諦めない教育」が浸透していると感じます。会社のそんな姿勢に私自身も惹かれてきました。
人を指導することはとても難しいですね。教員に求められるものは専門知識や技術はもちろん、生活面の指導や社会で困らない知識をどれだけ伝えられるかにあると思います。私自身、今まだ足りないと感じることが多いので、人としての指導ができる先生方に憧れています。生徒のための指導がしっかりできるようになり、教員としての強みにしていきたいです。
1期生と共に成長を目指す
専門学校で働く魅力の一つが、社会に出る直前の子に深く関われること。大学も同じようではありますが、関係性の密度は専門学校の方が高いと思います。三幸学園では入学から卒業まで勉強だけでなく人間性を育むところまで踏み込んでいきます。技能と心の調和を身につけさせて社会に送り出す。子どもたちの門出を支えたいと思う人にぴったりな職業です。
本校はオープンしたばかりで、生徒は1期生。彼らが無事就職先を決めて旅立っていくのが当面の目指すところです。私も新人ですし、初めて受け持った生徒で思い入れが強く、重ねて見ている部分もあるかもしれません。きっと卒業するまで緊張感はなくならないでしょう。自分自身の目標としては、教員としての自信をつけていきたいです。新人ですが新設校で働いているため、他では経験できないことも任せていただけていると思います。それらを糧に成長していけたらうれしいです。