製菓分野TOP

職員紹介

美容分野TOP > 製菓分野TOP > 職員紹介 > 福岡さん

福岡さん

東京スイーツ&カフェ専門学校

福岡さん

■プロフィール

三幸学園の「横浜スイーツ&カフェ専門学校」パティシエコースを卒業後、個人経営のケーキショップやホテルのセントラルキッチンなどに勤務。元担任の教員に声を掛けられたことがきっかけで2020年9月から「東京スイーツ&カフェ専門学校」に講師として勤務。2021年4月に入社し、クラスの担任を受け持つように。製菓実習の授業を手掛けている。

長く製菓業界で働ける人材を育てるため大好きな母校へ

私は姉妹校の横浜スイーツ&カフェ専門学校の卒業生で、実際に働いてみると飲食業界は辞める人が多くて、就職後のギャップをなくすことができないかという気持ちがだんだん強くなっていきました。そんなときに先生とやり取りしていて「学校で教える仕事もいいかな」と思うようになり、誘っていただいたのです。最初は働きながら講師として製菓の実習を担当することに。そして今年の4月に入社し、教員として担任のクラスを持つようになりました。実習の授業はもちろん、検定のための資料作成など授業運営にも携わっています。
就業経験が製菓の現場だけだったので、PC作業などに慣れていない不安がありましたが、すぐに払拭されました。周りの先生は話しやすい方ばかりですし、私が学生の時に教員だった先生もいて、環境になじみやすかったです。昔から「この学校が好き」という気持ちがあったので、今はむしろ学校に戻ってきたうれしさを感じています。

生徒のできた瞬間に立ちあえるのが喜び

学生の頃は三幸学園の「諦めない教育」に助けられました。技能を身につけるだけでなく、人間的な成長も促す「技能と心の調和」を重視しているのが三幸学園の教育の特徴です。身をもって体験したので、今度は私が生徒一人ひとりと向き合い、社会で使える力を養っていきたいと思っています。また、三幸学園は授業ばかりでなく学校行事もたくさんあるので、充実した学校生活を過ごせます。そんな魅力も伝えていきたいですね。
以前はお菓子を作ることが主な仕事でしたが、教える立場になってからはどう伝えたら生徒が理解してくれるかということを考えるようになりました。私が伝えたことを生徒がしっかり理解して行動に移せたとき、技術を習得できたときはうれしいですね。「先生、やった!」という瞬間を一緒に喜べるのはこの仕事の醍醐味で、私自身のやりがいにもつながっています。

「逃げるな挑め」の言葉を胸に生徒と真正面から向き合う

人に教えるということは、まず自分ができるというのが前提です。授業のデモンストレーションでは周りからアドバイスをもらったり、他の先生の言い回しを参考にしたりしながら自分なりのやり方を模索しています。最初に比べると言葉の引き出しが多くなり、論理的に伝えられるようになってきました。また留学生の実習も受け持っていて、言葉だけでは伝わりづらいシーンに直面することもあります。0からの生徒たちに伝えることの難しさを感じますが、それを乗り越えて私自身も成長していきたいですね。
私のモットーは「逃げるな挑め」。どうしても生徒に伝わりきらない時があるし、遅刻する子や集中できない子もいます。でもそこで諦めて投げてしまうと、生徒のためになりません。だから言い続けると決めています。その子に合う指導方法を考えるときは、自分だけでは解決できないこともあるので、他の先生方に相談するようにしています。諦めないことも大切ですが、客観的に見ることを忘れてはいけない。だから、他の先生の意見を聞くことを意識しています。特に実習はそれぞれのやり方があるので、「こんなとき先生だったらどうしますか」と聞いて、伝えやすいと思った方法を取り入れるようにしています。

自信をつけて教員として挑戦したい

今後はデモンストレーションなど一人で担当できるように、生徒の前で自信を持てる技術や言葉、伝え方を身につけていきたいです。今年から担任を持たせてもらったので、卒業の時に「先生で良かった」と言ってもらえるようなクラスの環境をつくっていくのが目標です。私自身の技術でいうと、あと2年ほどの実務で菓子製造技能士1級の検定を受けることができます。学園も対策サポートをしてくれているので、資格取得を目標に技術を磨き貢献していきたいです。資格の取得はきっと自信につながると思います。
教員は技術と知識に加えて、生徒のことを本気で考えられる利他の精神が必要だと思います。自分の想いを共有し、また周囲の意見も受け入れられる柔軟な考え方を持っているのが理想。三幸学園の「諦めない教育」という理念にも共感できる方と一緒に働きたいですね。今の学校で何でも相談できる関係ができているのは、教員の想いが一致しているから。月1回、先生同士で情報共有する時間を設けていて、会話がとても大切だと感じています。自分のクラスでだけで完結せず全体で生徒の様子を見ているので、一人で抱え込むことなく仕事ができます。相談したら自分のことのように考えてくれる先輩ばかりで心強いですね。チームで働いている感覚なので、新米ですが教員として思い切りチャレンジできています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加